サイト構築の仕組みでしばしば問題になるのは、更新の問題だ。
ソフトウェアパッケージの更新は比較的簡単である。基本的には、新しいファイルの置換するだけで済むからだ(厳密にはカスタマイズ部分の扱い問題がある)。問題は、コンテンツであるデータベースの中身の更新だ。これには決まった手順がないので、ソフトウェア毎に異なる手順を踏む必要がある。たとえば、
- XOOPS — モジュール毎に管理画面からアップデート
- WordPress — 管理画面でアップデート状態を確認
- MediaWiki — シェルで maintenance/update.php を実行する
のようにさまざまである。
さらに、初期状態 (新規構築時) のデータベースイメージを最新に保つのも大変 (作業が面倒) なので同期がとれないこともしばしば。メンテをルーチン化したり、自動化すれば良いのだがそこまでコストを掛けられない。悩ましいところだ。